よくあるご質問
ランナーがよくされる質問
- Q走っているときは何を考えているのですか?
- A
自分のフォームのことを(意識的に、または無意識的に)考えています。
ゴルフ練習場やバッティングセンターに通っている人を想像するとわかりやすいですが、何も考えずただ100球打つ、という人はあまりいないと思います。
ランニングもフォームを意識しだすとチェックする点は多数あります。特にランニングは1歩蹴ってから、次の1歩が来るまでに1秒もないため、結構大変です。
そしてそこがスポーツとしての面白さで、飽きることはありません。
他のことを考えながら、同時にフォームを常に正しく無意識的に調整できる方はかなりの上級者だと思います。
- Qランニングは身体に負担が大きいと聞きましたが、大丈夫でしょうか?
- A
正しいフォームでゆっくりと走っているうちは、まず問題ありません。
一方で関節は非常にデリケートでもあるため、正しい方向以外に負荷がかかるとすぐにダメージを受けてしまいます。
特に無理にスピードを上げようと頑張ってしまうと、フォームが崩れた上に、スピードが上がっている分衝撃も大きくなります。
- Qすこし走ったら息切れするので、ランニングは無理ではないでしょうか?
- A
日常生活で慌てて走る時は無駄な力が入っている可能性があります。
準備運動なしで、カバンなどをもってダッシュすれば息は切れるものです。
ジョギングや長距離走は、正しいフォームで息切れしない範囲で走るのが基本です。ジョギングを始めたばかりで、ゆっくりでも息切れする場合は立ち止まって休憩しても構いません。息切れするのはトレーニング効果が上がっている証拠と考えましょう。
- Q毎日走っているのですか?週何回走ればいいのですか?
- A
毎日走る必要はありません。お勧めは週3回です。
私自身も週3~4回程度です。
真剣にフルマラソンに取り組まれている方は週5~6回という方が多いかもしれません。
ジョギングを始める最初から多く設定して、続かなくてやめてしまうのが一番ダメなパターンです。
かといって週1回ではトレーニング効果が実感しにくく、急な予定が入ったり天気が悪かったりすると1週間走らないことになってしまいます。
週3回なら、急用で1回減らしても週2回走れます。
また気分が乗らないときはやめてもいいですが、できるだけ着替えて外に出るところまではいくようにしましょう。走ってみてもいまいち乗ってこないときは距離を半分にするなど、変更しても問題ありません。
「走らない」という選択をしすぎると、結局1週間1回も走らず、ということになってますます走れなくなってしまいますので注意が必要です。
- Qランニングの楽しいところ・良いところは?
- A
たくさんありますが何点か挙げてみます。
①正しいフォームで走ることができれば、フォームの上達と筋力アップの相乗効果で上達を感じることができます。
単純に上達を感じ、長く走れるようになるのは楽しい経験です。
②家を出てすぐトレーニングができて効率的です。
ジムや教室に通う時間はそのままトレーニング時間に充てられます。片道15分でジム通いをするなら、往復の移動時間だけでも30分のジョギングができます。
③いろんな景色を楽しめます。旅先で少し早起きしてジョギングしたり、遠方のマラソン大会に出たりと、いろんな楽しみ方があります。
普段の近所のジョギングでもたまにはコースを変えてみたりするのもいいでしょう。
幅を広げたければ、他の脚を使うスポーツ(登山やトレイルランニング)などにも進むことができます。
- Qランニングをするようになって体の変化で感じたことは?
- A
たくさんありますが何点か挙げてみます。
①下半身の安定が重要なスポーツがレベルアップします。
私が体感したのは、ビリヤードのブレイクショット(最初に力強く打つショット)のパワーアップです。
また正しいフォームで走ると筋力がお尻から太ももにつきますので、理想的な体形が維持できます。
②体力・持久力がアップします。
旅行で歩き回っても、スタンディングのライブコンサートに行っても、基本的に疲れは出ません。
オリンピック採用種目になったブレイキン(ブレイクダンス)の選手も体力づくりにランニングしている人が多いと言ってました。
③姿勢・体のバランスが良くなります。
もともと姿勢が悪く、片方の肩が下がっていたのが、1年も経たないうちに改善していました。
④ダイエット効果があります。
下の質問で回答していますのでそちらをご参照ください。
食生活はあまり気にせずよく食べますが、走ったら痩せるというよりは、体質的に太りにくくなったように感じます。
JFRMの内容について
- Qランニング経験者ですが、この講習を受けるべきか判断する基準はありますか?
- A
トップページに掲載したフォームテストでご判断ください。
正しいフォームの作り方を知っている方や、ランニング指導者の方があのテストの内容を見れば、この講習で何をしようとしているかすぐにわかります。(どういう方法をとるかは指導者によって異なります。)
ランニング中に、おへそとお尻を前に押し出した形が維持できない方、またこのテストが意図するポイントが全く分からないという方は、受講していただくことでなぜこれが重要なのかまでご理解いただけると思います。
- Qダイエットに効果がありますか?
- A
確実に効果はあります。ダイエット目的の方も歓迎します。
ただし一定の期間で体重を何キロまで減らす、という点にこだわるのはお勧めしません。
ダイエットに期待する方からは、フルマラソン走ったら体重何キロ落ちた?といった質問をされることがあります。
実は脂肪1㎏を燃焼するには、エネルギー7,200kcalを消費しなければならず、これはざっと計算してフルマラソン数回分になります。しかも脂肪以外のエネルギーも使いますので、脂肪は数百グラム減るかどうかという計算になります。
つまり走って体重が減っているのは単に水分が抜けているだけ、すぐ元に戻るのが正常です。
しかもトレーニングで筋肉もつきますし、ジョギングを習慣化するには栄養もしっかり取らなければなりません。
ここまで聞くとやせる要素は無さそうですが、それでも「健康的にダイエットするには最良の方法である」と断言しておきます。個人差はありますが、ランニングが習慣として定着するあたりから、走っている時以外にも体に効いてくるようなイメージをお持ちいただくのが良いでしょう。
- Qフルマラソンを走ってみたいのですが、運動経験がなくても可能でしょうか?
- A
運動経験はあまり関係なく、基本的には可能です。ただし適正体重から大きく離れている場合は、じっくり時間をかけて取り組むことをお勧めします。
当講習では最初から正しいフォームでのジョギングをマスターしてもらいますので、フルマラソン完走のための最短ルートで挑めます。
もちろん努力は必要ですが、努力が実力になる効率は確実にアップします。
フルマラソンというと最初は非常に遠い目標に感じられると思いますが、まずは10kmを楽に走れるようになることです。
そこまで来れば、20km、30kmもいけるかも、という感覚に変わってくるでしょう。
- Q喫煙者ですが走れますか?
- A
喫煙していてもランニングはできます。
当講習会への参加は歓迎いたします。詳細や注意点は参加時に説明させていただきますのでご安心ください。
- Qある程度走れるようになってから講習を受けた方がいいですか?
- A
これからジョギングを始める方であれば、最初に受講していただくのがベストです。
正しいフォームは長く走れば勝手に身に付くものではありません。
最初に正しいフォームを理解しておくことは非常に有利にはたらきます。ただ、変化を感じていただくために1回はご自身で走ってみることをお勧めします。もちろんゆっくりのペースで距離も短くて構いません。
また筋肉以外(関節や腰など)が痛くなってきたらすぐに中止するようにして、無理しないようにしてください。
- Q結局正しいフォームを身に付けられないのではないかと不安です。
- A
正しいフォームを身に付けること自体は難しいことではありません。
走るという運動は人間の基本的な動きの1つです。
ただしちょっとした先入観や癖で、最初に決まってしまったフォームはなかなか一気に変わりません。結果としてある程度スピードを意識して走るようになってから、少しずつ変わってくるのが普通だと思います。
JFRMでは理想形のフォームをすぐに身に付け、体感して頂くことが可能です。
ただ、最初は走るのに必要な筋力や持久力が不足していると思いますので、なかなか思い通りにフォームを作ってそれを維持するのは難しいかもしれません。
ですが理想形がわかっていれば努力する方向が明確になり、その努力が筋力・体力UPに直結します。
そして最後に、スピードアップは後回しで全く問題ないという点だけ強調しておきます。