フォーム改善事例

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フォーム改善事例①

動画

講習前(1/5のスロー映像)

足を前に出してかかとから着地しています。

着地した瞬間の体のバランスが後傾しており、もう一方の脚は後ろに流れたままです。

講習後(1/5のスロー映像)

ほぼ重心の真下に着地できています。

着地した瞬間の体のバランスもほぼ前傾できています。

もう一方の脚も膝が着地足と重なる真下までひきつけられています。

受講者情報

今回受講していただいたのは40代女性のMさんです。
Mさんは先日の初フルマラソンで6時間での完走を果たされました。

Mさんはランニング経験は浅く練習量もかなり少なめでしたが、趣味で登山を続けている健脚の持ち主。フルマラソン前にフォームを直せたらとは思いましたが時間もなかったため登山の経験を活かせるように「ペースを落として歩幅を小さく」というアドバイスをさせていただきました。

結果見事完走を果たされ、しかも足のダメージはあまりなかったようです。
重いリュックを背負って長時間上り坂を歩くという体力・経験を活かして、できるだけ歩きに近い運動としてマラソンに挑まれた結果だと考えられます。
これは正しくないランニングフォームでもマラソンを完走できるという事例です。

そこで次回のマラソンに備えてJFRMの講習を受けていただきました。
効果のほどは上記の動画の通りです。

動画を見てもわからないという方のために少し詳しく解説してみましょう。

蹴った時の姿勢

講習前(左)

蹴った足が後ろに流れて、その途中ですでに前の脚が着地に入っています。
講習後の写真と異なるタイミングの写真のように見えますが、講習前は右の写真と同じ姿勢になっているタイミングが存在しません。

講習後(右)

前傾しつつ体の重心でしっかりと蹴れています。

カメラの傾きもありますがこの写真の瞬間はペースの割に少し前傾しすぎのようです。上半身は腕の力も抜けてリラックスできています。

着地時の姿勢

講習前(左)

着地足が前に出ているため踵着地になっています。蹴った足がまだ後ろに流れているため、着地足でクッションをつかって、後ろに流れた足を待つ時間が必要になります。

トップページで紹介したテストの、おへそ・お尻をグイっと前に出す余地があるのが見てわかります。

講習後(右)

着地足がしっかりと真下に着けていて、上半身にも負荷がかかっていない状態です。
蹴った姿勢の前傾に比べて体が前傾できていないので、蹴った時と着地時で同じ前傾姿勢をキープできるようになるのが次の課題です。
おへそ・お尻を押し出す余地はありません。しっかり姿勢が作れている証拠です。

受講者インタビュー

講習後のアンケート(原文のまま)をインタビュー形式にして掲載します

講習を受けた印象・講師の印象はどうでしたか?

Mさん
Mさん

終始丁寧な口調で、とてもわかり易かったので、こちらも落ち着いて講習を受けることができました。

練習した運動内容についての難易度・理解度はどうでしたか?

Mさん
Mさん

受講しなければ、きっと知らないままであろう、身体の使い方ばかりでした。
特に姿勢や脚の使い方が、頭では理解できるけれど、実際に言われたように身体を動かすのは難しく、正しい姿勢を保って、脚を動かすことにとても集中し、あっという間に時間が過ぎました。

特に1日目はこれまでの走り方とは違う全く新しいことを学んだので、受講後にその身体の感覚を忘れてしまわないか不安でしたが、家でもどこでも簡単にできるステップ(姿勢の意識がけや、歩き方など)だったので、常に心がける事ができて安心でした。

2回目の受講までの自主練では学んだステップをランに繋げるところで少し苦労しましたが、少しづつそのぎこちなさが減り、これまでに無かったスムーズな脚の運びを感じられた時は嬉しかったです。

2回目の受講で学んだストレッチも難しいものではなく、走る前に一人でもやり易いものなので、以前のように1時間ほど走っても肩の凝りやしんどさが無くなり楽になりました。

足の反発も何となく感じられるようになり、自然と脚が回転するように動いて、楽に走れる感覚も分かってきたように思えます。

受講後に変化はありましたか?

Mさん
Mさん

これまでは、特に何も考えずにただしんどさと向き合って走ってましたが、今は姿勢や全身の使い方に集中して走るようになり、距離と時間が早く過ぎるような気がします。

走る距離を伸ばすと、どんどん脚や身体が重たくなって、違和感を感じるようになっても、
途中で立ち止まって姿勢やステップを確認すると、また楽に走れるようになり、少しづつ、楽に走れるペースのタイムが早くなってきていて自分でもびっくりしています。

それくらい、姿勢や重心、バランスなどの身体の意識がけや、少しの動きなどの基本的な事で、走りが大きく変わる事を実感しています。

受講後に、その日の概要を紙面でもらえるので後日その都度読み返せるのも、とても助かります。

Mさん
Mさん

早く走れるようになりたい、と言うよりも、
楽に走れるようになりたい、そしたらタイムも早くなってる、
と言うのはとてもモチベーションが上がるし、走るのも楽しくなるので、練習の頻度も上がりました。
楽しく、身体を楽に走るためにはプロのアドバイスは必要な事をとても実感しています、受講して本当に良かったです。ありがとうございました✨

最後に

ポイントをすべてオープンにしちゃって大丈夫なんですか?

ポイントはすべて重要箇所ですが、このまま講習で伝えるわけではありませんので問題ありません。

「体の重心で着地して」「姿勢を正して」「足を素早く前に」とポイントだけを伝えても正しいフォームにはなりませんし、これは指導ではない(ただの情報伝達である)とJFRMでは考えます。

もしそのような指導(情報伝達の指導や、あまりにも感覚的な説明による指導)を受けて効果が出なかった、という方がいらっしゃればぜひご相談ください。

JFRMでは誰もができる簡単な動作を習得することで、ランニングフォームの問題を一気に解決します。
あわせて各動作の意味と効果を詳しく説明し、頭でも理解・納得してもらいます。

フォーム習得後は「距離やスピードを意識した走り込み」ではなく、「フォームをいかにキープするか」に集中したトレーニングができるようになります。「ゆっくり走る」=「だらだら走る」ではありません。
それによって得られる効果についてはトップページをご参照ください。

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